スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

テーマ : 
ジャンル: 

--/--/-- --:-- | スポンサー広告  TOP

東京砂漠~ 後編

 某日。 母の携帯電話にメールが入った。

from 肉
メッセージ 会いたい

 !?

 今年2月以来。(母にとって)はるか過去から、唐突に浮かび上がった影。
 母に、布団とか生肉とか鍋物セットとかを貢ぎ、最終的にはクソ高いペルシャ絨毯を贈ろうとして、なぜか母に滅茶苦茶怒られ(うちの母の怒りのポイントは、たまに娘である私にも夫である父にも分かりません)、引き下がった男。
 実はその後、勤め先をやめ、天涯孤独に近い身の上のまま行方くらましてた男(ちょっと死んでるかとも思ってた)。
 その彼が、帰ってきた。
 勿論、速攻で断る。会ってどうするんだよ。
 だが、しつこく「一度でいいから」というので会いに行く羽目に。
 そして、当日。待ち合わせ場所にて、

 激変した男がひとり立っていた

 背は縮みようがないからそのままだが(180くらいある)、やせ細っている。というか、

 むしろやつれている

 単純明快な好青年が、なんか色々なものをなくして立っていた。
 声をかけられず、止まる。と、Mr.肉が気づいた。

肉「お久しぶりです」
母「……久しぶり、何してたの?」

 取り合えず、駅構内のスタバに入り話をする。
 なぜかお腹をすかせているように見えたので、コーヒーとサンドイッチをおごり、話を聞いてみる。彼の話によるとこうだった。

 母に振られたMr.肉は、地元にいるのがつらくなり(母は地元の有名人。色々な意味で)、思わず仕事をやめた(三十路超えた人間のすることではない)。その後、なぜか東京に行けばなにかがあるような気がして、上京。仕事を探すが、地元を出たことのない彼は中々仕事を見つけることができず、結局、コンビニのバイトと夜警のバイトをしながら暮らし始めた。
 しかし、昼も夜も働く生活で身体を壊し、仕事をやめざる得なくなる。その後、貯金を切り崩して生きてきたがとうとうそれもつき、唯一の身内である叔父を頼って地元に戻ってきた。



 ………………

 笑えねえ


 現在、就職活動に精を出している機械うさぎですが、絶対にどこかの会社には入り込もうと心に決めた瞬間でした。そして、転職の際は転職先が決まるまでは迂闊に仕事をやめては絶対いけないと、心に刻み込みました。
 ありがとう、肉。
 格差社会の恐怖を教えてくれて。フリーターの怖さを教えてくれて。
 まったく笑い事じゃないけどな。
 そして、一番気になることは

 その元凶って、ひょっとして母だったりしますか?

 流石の母も同じ結論に至ったらしい。
 正確に言うと母のせいではないが、きっかけのひとつではあるはず。
 とりあえず、ご飯を食べていない彼のために、ランチを奢る母であった。その後、もう会えない旨を伝え、解散。うさぎに電話をかけてきた。

母「ねえ、私のせいなのかな?」

 知らんよ、そんなこと。

スポンサーサイト

テーマ : 
ジャンル: ブログ

2007/12/07 21:22 | コメント(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

抒情かな

本当ですか?(そうなんでしょうけど…)
笑えぬねぇ。
モラトリアムじゃない大学生活しようと、再認識させてもらいました。
肉様ありがとう。

No:246 2007/12/08 02:33 | 山鹿 #- URL [ コメントの編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | ブログTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。